2022年度の転生おすすめアニメランキング 13

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2022年度の転生成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番の2022年度の転生おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.9 1 2022年度の転生アニメランキング1位
パリピ孔明(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (570)
1856人が棚に入れました
2019年漫画アプリ&コミック配信サイト「コミックDAYS」で誕生。2021年11月「ヤングマガジン」連載まで勢力を拡大している、いま最も熱いマンガ!「パリピ孔明」が待望のアニメ化! アニメーションスタジオ「P.A.WORKS」が、初めてコミック原作のアニメーション制作を手掛ける。三国志の英雄にして天才軍師「諸葛孔明が渋谷に転生!」歌手を目指す英子の歌に心打たれた諸葛孔明は、自ら軍師になることを申し出る……。2人の音楽と物語が、ここから始まる。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

終わりは良かった。孔明の機能は計略ではなくショートカット。

 終わりよければすべて良し…でいいかどうか。いいでしょう。アザリエのPまで含めての救済は正直いい方向での予想外でした。

 SNSで評価が決まるというのはちょっとスカウター的な考え方で「いいね」の数値主義でいいのか?までは踏み込めなかったのでそこはちょっと不満は残りました。現場のストリートの感動ですらSNSでしか計れない現代的ではあるんでしょうけど。現場の感動をもうちょっと表現してほしかったなあ。

 それと「アイドルの存在」については、好意的に評価すればアザリエのやりたい事とのズレの問題で処理していたので、必ずしもアイドル否定ではないですが、アイドルとしての顔で売れたわけですから、ももうちょっと大切にしてほしかったかと思います。

 やっぱり、アザリエサイドのPを含めた人物の深掘りはもっと早く、尺をとってほしかったとは思います。
 とにかく、アザリエの9話の飛行船のシーンですね。暗い夜空を派手でデカいだけのフワフワした飛行船が漂う=行く先の見えない名前だけが大きくなった華やかなアイドルという虚構…というあの感じが非常に良かった。それだけにアザリエの深掘りが駆け足だったのは残念です。

 孔明が機能していない問題ですが、本作のご都合主義的な展開をカバーする役割は果たしていました。ショートカットキーみたいな機能でした。ポンポン話を展開させるため、孔明ならしょうがない、孔明ならできるよね、という役割だった気がします。これが孔明が単なる優秀なPだったら、見てられなかったかもしれません。
 そもそもアイドルVS売れないシンガーの話ならここまで人気がでなかったかもしれませんので、パリピ孔明という題名と設定で見始める人も多かったと思います。メタ的にいえば孔明である必要はあったということでしょう。

 世評は孔明が機能していない、もっと孔明の計略を見たかった、になっている面もありますが、私はどちらかといえばアザリエサイドをもっと見たかった、7話以降が面白い派です。

 作画は十分だし、演出もエフェクトもなかなかパリピ感はありました。なにより曲…OPEDは楽しませてもらいました。エイコのバカっぽいところからシリアスなところまで演技も良かったと思います。


 総評すると、7話以降は興味深くみられましたし七海に感情移入できました。話として1話3話も良かったので、全体として面白かったと思います。歌も映像も楽しめました。

 よく考えてみれば、孔明の計略を取り込んだギャグ的な方向よりもアニメ作品としていい出来だったと思います。私の好みとはズレましたがその差異のモヤモヤも含めての作品ですので、評価したいと思います。
 そもそもこれだけレビューを書くんだから私にとってはかなりいい作品でした。ただ、やっぱりラップは駄目だなあ…



以下 視聴時のレビューです。

1話 孔明とシンガーの組み合わせ。センスオブワンダーですね。
 {netabare} いや、発想がいいですね。孔明とシンガーですか。もう、最高ですね。経緯は滅茶苦茶だし、転生もの、バディものでテンプレですが、センスオブワンダーは組み合わせで生まれる好例でしょう。

 そしてヒロインのキャラがいい。可愛いですね。ふざけているだけでなく、ちゃんと悩めるヒロインがいて、その成長を諸葛孔明が後押しするって…これはのめり込みます。視聴後にコミック多分ポチリますね。
 私もあのオーナーの気持ちがわかります。諸葛孔明にあったら聞きたい事沢山あります。

 アニメの質が高いのはもちろんですが、歌がいいです。うますぎだろうとおもったら96猫さんでしたね。ニコニコ知ってる人なら分かると思いますが相変わらずのスゲー歌唱力でした。声優さんと分けたんですね。

 三国志は吉川英治版を高校生の時に読んだんですけど、曖昧になってますね。これを機会に読み直します。

 今期覇権の可能性ありですね。 {/netabare}

2期 あれ?計略の使い方はどうなの??1話の出落ち感が…

{netabare}  うーん。まあ確かに歌を聞く機会がないと歌の良さはわからないです。が、孔明の故事を使ってはいますけど…何といいますか代替が効くというか、ストーリー展開に説得力がないといいますか。
 貰った機会に乗っかったわけですけど「機会を作る」ところに計略とか人心掌握が欲しいです。イベントの内容を事前に知っていて、MIAの懐に入るところで孔明の計略を使った上で、今回の話なら素晴らしいし、納得性もあったと思います。

 楽屋に行ったらいきなり誘われてって何?MIAという歌手を悪者にして物語を作るのって、ちょっと計略として底が浅いですし、ストーリーとしても不自然です。ボイトレしてくれよ…というモノローグも「ええ…何それ」という感じで明らかにステレオタイプの悪物を置いただけでした。

 ヒューマンドラマとしてもEIKOが道具になってしまっています。1話出落ちで過大評価だった気がしてきました。今後、ですね。

 あと潮時の誤用が気になります。潮時は「あきらめ時」ではなく、「チャンスの時」です。やめるにしても積極的なニュアンスになります。他の話なら目くじら立てませんけど、知略の話ですので。{/netabare}



3話 2話に比べて格段にいい。計略に説得力があります。キャラ萌えできる天才性が重要でしょう。

{netabare}  いいですね。今週の話。仕込みから情報収集、計略、人相学、そして酒宴。これでこそ孔明の名に恥じない展開です。

 別に内容はぶっ飛んでていいと思います。リアリティも求めないです。もともと三国志の計略そのものがお話ですからね。そうではなくて孔明らしさ、つまりキャラ萌えできる天才性をちゃんと表現してもらえればいいと思います。
 行き当たりばったりとか偶然を入れすぎると駄目でしょう。先回り…ですね。

 冒頭の先週のまとめも先週の本編よりもわかりやすかったですね。最後の薬は笑いますが。これで味方を増やす?人心掌握ですね。

 先週の出来がちょっとなあだったんで過小評価してましたが、今週は非常に良かったです。視聴継続でよさそうですね。 {/netabare}


4話 ここまで来てクオリティが分からない。天才性に驚きが無いです。

{netabare}  うーん。3話は面白かったのに、また、だめですね。孔明の天才性の表現がイマイチなんですよね。孔明スゲーというキャラ萌えになりづらいというか。

 天才の秘密主義は推理小説の探偵でなれていますし、本作の場合、孔明の天才は前提なので何かをやらかすのはわかっています。つまり信長が転生するとかと同様に既にキャラが出来ています。孔明の奇行も計略の一部だという前提でみると、得られる結果のスケールにあまり驚きがないというか…。大物プロデューサー登場もストーリー展開もテンプレですし。

 いまのところ冒頭の説明が面白いのと、エイコの膨れた顔が可愛いのでまだ見てますけど、こじつけで故事に牽強付会で孔明だからスゲーと言われても全然すごく見えません。

 後はエイコの家族の因縁話がセリフでの説明なんですよね。これをストーリーに組み込めるか説明になってしまうかが良作か駄作かの境界だと思いますので、本作はちょっと怪しくなってきました。

 視聴は継続しますが、次のレビューはもう数話見てですね。もし、エイコの歌で10万良いねを取れるならいいですけど、大物DJを見つけてエイコとの2ショットで10万いいねだったらがっかりですね。しかも勧誘で三顧の礼とか出てきたら驚きが無さすぎです。

 それに聖徳太子に及ばないって…聖徳太子に負けちゃ駄目でしょう。大帝国漢の大天才と古代日本、しかも近畿地方程度の飛鳥時代の天才ではスケールが全く違います。どういう基準で比べてるんでしょうか。謙遜?{/netabare}


5話 ごめんなさい。ラップバトルって、見てるだけで恥ずかしくて

{netabare} ラップって韻のルールがあるから、漢詩と似ているとは思ってました。絶句とか律詩的なものですね。ただこういうのは唐だから孔明は知らないはず。孔明の年代なら楚辞あたりでしょうか。
 この辺は詳しく知りませんが、韻の概念は古代から漢詩にはあるみたいですから、孔明がラップというのは不自然じゃない気もします。

 ただ、ラップバトル…あれって何なんでしょうね。フリースタイルラップとか…ライムとかリリックとか…ディベートの歌版?あれ見てるとなぜか恥ずかしくなっちゃって、見てられないんですよね。共感性羞恥…というにはやってる本人たちは真面目にカッコ良くやってるみたいなんですけど…

 完全に私の主観です。ラップ回は私の性癖でどうしても見られませんでした。ということは次回もだめかあ。{/netabare}


7話 孔明…いる?

{netabare} ラップバトル聞くのが恥ずかしくて苦痛なので、なんとか6話の結末は確認しました。そして7話を見て思いました。
 エイコがカベを頼って10万イイねなら相当しらけますけど、そういう展開ではなさそうですね。まだわかりませんが。

 エイコが自分自身の音楽と向き合うのはいいと思います。ですけど、この展開って孔明がノイズになっている気が…というより孔明の優秀性がかなりスケールダウンしているので話として成立していない気がします。

 もちろん興味を引く要素として、孔明の設定はいいと思います。いいんですけど、普通に優秀なプロデューサーですよね?それと、エイコが人に頼ってばかりなのがちょっとイライラしてきます。

 今回、エイコが自分で共感できる娘を見つけたのはいいと思います。うーん。面白い部分はありますが、面白さの方向が違っている気が…{/netabare}


8話 エイコの成長を描くなら孔明を傍観者にせざるを得ない矛盾をどうする?

{netabare}  アイドルの娘ってベビーメタルみたいなイメージ?アイドルという記号については、掘り下げれば非常に深い話になると思います。今後期待ですね。ただ、ステレオタイプにアイドルをネガティブに描くのはどうかなあという気がします。
 ただいずれの主張を取るににせよ久遠七海ちゃんのキャラはいいですね。

 エイコの歌の能力に疑問があるなら、今のエピソードからスタートしたほうがエイコの成長物語として良かった気がします。エイコは実力がないけど自分を持っている。アイドルの娘は実力を持っているけど自分がない。この2話だけ切り取れば非常に高いポテンシャルを感じます。

 ただ、原作の人気の理由が孔明だとしたら、それをいってもしょうがないですけど。
 ですが、孔明設定がよじれてきましたねえ。知恵がプリンってお土産だし、薬配ってるだけかあ。

 ここは矛盾ですよね。孔明の能力をフルに見せたいなら、エイコの実力や内面があると駄目でしょう。
 エイコをあくまで孔明の能力を見せる人形にしないと話が成立しないですよね。エイコの内面を描いてエイコそれ自身の成長物語にするには、結局は孔明を傍観者にしてエイコの自立のストーリーにしないと難しいですよね。

 テーマとかストーリー以前にどういうプロットにするか、が4話までで行き詰って、5,6話で新キャラで濁して、7話で何かを見つけたんでしょうか。7話以降とそれより前だと違うマンガですね。{/netabare}



9話 やっぱりそうなりますよね。エイコと七海に集中したい。

{netabare}  そう。エイコの物語を突き詰めて行くとこういう話にならざるを得ないでしょうね。エピソードとして7話以降はやっぱり別モノですね。
 あの飛行船の演出はいいですね。「大きくて派手な物」=アザリエ、「フワフワ浮かんでいる」=自分との乖離、「暗闇を進む」=方向性が見えないというところまでの含意があるなら相当なものですね。原作でもこれを絵で見せたんでしょうか。ちょっと気になります。
 ただ、これだけのキャンペーンが張れるグループは10万いいね程度のレベルじゃないですよね。もう単独でドーム球場とかアリーナで大晦日でライブが出来るレベルではないでしょうか。

 さて、なかなか面白い展開になってきたので気になる点です。
「アイドルが悪いのか」の落としどころですね。みんなの望んでいるものを届ける。歌いたいものを歌う。これをストリートの自分が本当の自分を結論とすると、いい話ではありますが、表現をテーマにした話としてはあまりにテンプレです。
 ここをどう相対化して行くか。アザリエと上手く両立できないのか。プロデューサーから見た場合の正義は?などが入ると奥深くなりそうです。

 民草という言葉は衆愚、つまり放っておけば増えるだけ増える雑草のイメージです。この使いかたでいうと、アイドルを喜んで聞いている大衆に本当の歌を聞かせてやる、という展開にならないか。
 エイコにしても七海にしても、頭を使ってない人間に本当の歌を聞かせてやる、自分の歌が分からないやつは衆愚だ、という傲慢にならないかですね。
 
 芸術ではつきまとう、本質の追及と商売になるか、ですね。商売は金の追及だけではありません。沢山売れる=多数の人間に伝わることをどうとらえるか、という問題があります。その辺が描き切れるか、が楽しみですね。

 まあ、テンプレのアイドル否定でも悪い話ではないですけど。

 で、やっぱりラッパーと孔明が邪魔だなあ…冒頭の関羽の話とか孔明の智謀と関係ないじゃん。あとでまとまって大団円になるのかもしれませんけど。


 なお、川崎駅の地下モールが「アゼリエ」ですぐ間違えます。ロゴもちょっと似てるし。
 どうも同じ花の別の呼び方らしいですね。「アザレア」とも呼ぶみたいです。 {/netabare}


10話 面白さは人それぞれ。私は7話以降が面白い。七海のスピンオフが見たい。

{netabare} もうちょっと七海のプロデューサーの優秀さをステレオタイプの人気至上主義の悪役から価値観を相対化させて、アイドルのパワーに命をかける、それこそ民草に力を与えるみたいな信念があったほうが話が深くなった気がします。

 私はアイドルの中に自分を見出す方向性が見たかったんですけど、これはどうも違いそうですね。それでも、七海サイドで何かの成長があると思いますので、ここから先は原作者とアニメ脚本がどう仕上げてくるかを見たいですね。

 とにかく七海とエイコを等価で見たい。もう7話以降はまったく別の話でここからスタートする話が見たいところです。が、本作がここまで人気がでてアニメ化されて、この七海というキャラまでたどり着いたのは「パリピ孔明」という作品です。なので、本筋はいいのでスピンオフとかで七海の話が見たいなあ。

 その為にも本作の七海のプロデューサーはすごい人であって欲しかった。七海の仲間ももう少し深みが欲しかった。

 本作の不思議は、音楽と映像がなくても人気がでたってことですよね?アニメはいい音楽があるから視聴継続できましたけど。
 だとすると、出落ちグタグタだった6話までのどこが面白かったのかはちょっと不思議です。ただ、一部の評価では孔明が活躍する初めの方が面白かったという意見もあったので、人それぞれだなあとつくづく思います。

 私はもともと孔明は智謀とか計略とかいう面がみたかったのでそちらに行ってくれればそれでも良かったですが、あのままだと取って付けたような話になってしまっていました。今の展開で良かったと思います。 {/netabare}


11話 結果でプロセスは正当化されるか?「パリピ孔明」そのものです。

{netabare}  超見せ場のアザリエのライブの作画が手抜きすぎです。次回にカタルシスを持ってゆくためにそっちに全振りなんでしょうけど、アザリエのアイドルとしての凄さを見せないと…

 カベはアレのためにいるの?だとするとうーん。5,6話って何だったんでしょう?一応伏線と言えなくはないですけど、使われ方が…

 孔明の計略ですからね。汚いことをやるのはいいでしょう。恐らくエイコの覚悟は、七海に本当の自分を見せろというメッセージになっているのだと思います。そして、七海覚醒なんでしょう。

 結果で孔明の計略の中身が正当化される、と。なんか民草という言葉が示すとおり、完全に観客を馬鹿にしている気もしますが。観客に主体性がなく「感動するべきもの」に感動させられる流れになってしまっています。

 ここを回避するには、アイドルとしての七海を取るか、シンガーとしての七海を取るかで、描かれ方が変わってきますが、同じ方向性に全員が感動する流れなら、正直気持ち悪いです。

 七海とエイコの覚醒を見せたくてこういう流れにしたんでしょう。
 が、意図しない自然発生的なテーマとして、大衆は感動すべき最大公約数を与えておけば、勝手に感動する、というSNSによるステルスマーケティング社会のカリカチュアになっています。ここに批判が入るならいいですけど、どうでしょう?

 で、2人で最高のライブをやって、最後は一緒にストリートライブの歌で締め?かなあ。だとすると、大衆は自身の感動ですらステマに乗せられる消費するだけのブタだ、と言っている気がします。

 このアザリエというバンドのプロデュ―サーと孔明になんの違いが?結果のためにプロセスが正当化される?それは表現者としての七海とエイコを世に出すために、騙しがあってもいいんだ、という開き直りですよね?本人たちの意向はあるでしょうけど、七海と分断した2人の仲間は?2人も覚醒するの?だとするとご都合主義すぎるなあ…まあ、実際来週見ないとわかりませんが。

 メタ的にいえば「パリピ孔明」そのものですね。「孔明」という看板で釣っておいて、中身は七海とエイコの感動ストーリー…感動があるから正当化される?

 あるいは「スパイファミリー」を面白くないと言っている人への叩きにも通じてきます。全員が感動すべき創作物が存在する、という流れになってませんか?SNSやサイトの叩きならまだ、批判的に見ることもできますが、それこそ作品の中にストーリーとして織り込まれると、非常に危険な気もします。多様性という言葉がふっとんで、全員が同じものに感動して終わり?

 ストリートがいいのは、自分の歌に感動してくれる人がどれだけ集まるか?です。アイドルとしてのアザリエに集まった人をどう扱うかで、本作の考え方が決まるでしょう。9割帰ってしまったけど、本当に応援してくれる人が残るのか、全員がワーっとなるか…
 そして10万人企画そのものを否定して、それを10万人企画のPが見ていて…なら、納得します。

 私としては9話の飛行船のシーンから完全にヒロインは七海です。次回、七海というかなりいい素材を活かせるか、ですね。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 43
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こうめい様はバズらせたい

【真面目に紹介】
三国時代の蜀帝「劉備玄徳」に仕えて数々の戦場で天才的な知略を披露してきた伝説の軍師諸葛孔明が、
主である劉備に天下を取らせるという夢が潰え、意志を継いで蜀を大きくすることもできず失意のままに人生を終えたはずが
地獄(※個人の感想です)に転生して地獄の歌姫(孔明評)と出会い、今度こそ主君に天下を取らせるべく奮闘する天才軍師のリベンジアニメ

【孔明の人生をラップ風に紹介】{netabare}
俺、巷で噂のスパダリ・孔明、レベチな聡明、あるじに知恵貸すそれが使命、兄・諸葛瑾は呉の重臣でプチ有名、親ガチャかみってる?これも運命、
蜀帝劉備に誘われたよ三度、いぇあ!KP! 我、歓喜! 曹操勝利で歴史動く官渡(カント)、我ら復権目指す漢(カン)と、孫権!天下は三分だ魏を討て蜀と、孫権の妹嫁いできて劉備とめおと
呉と組み火計と疫病で魏を打倒、蜀の都は成都が妥当、劉備に益州平定させたい法正の構想、劉璋一派を一掃、魏呉蜀で天下三分、これで安泰当分
関羽張飛は劉備の義弟、赤の他人されど兄弟、領地めぐって呉と交戦! 鬼神の強さ一騎当千!
ところが呉に関羽討たれ激おこ劉備、張飛も殺され頓挫する戦備
さすがの名君もご乱心、諫める忠臣
無謀な突撃で大敗した夷陵(イリョウ)、病床の劉備を治して医療、後事を託される諸葛亮、悲しみに暮れる白帝城(はくていじょう)
死の淵でも消せない恨み、劉備失う民つらみ!
とりま蜀に捧げた残りの半生、部下買い被り詰んだ反省、それは街亭の守備を馬謖に要請、山上に布陣が吉とyour say(ヨーセイ)、泣いて馬謖を斬る小生、北伐累計5回遠征、国力差がありこりゃ無理ゲー
病をおして五丈原(ゴジョウゲン)、宿敵司馬懿と知略合戦、志半ばで死して敗戦、人生again?{/netabare}

【孔明の転生後をラップ風に紹介】{netabare}
騒音鳴りやまぬ不夜城、奇怪な怪物で繁盛! 
はにゃ?ここは地獄?DEATH!? 歌姫にきゅんです!! 
地獄の酒はーマーヴェラス! 朝まで騒ごうDJ?いいや、エンドレス
溢れる仮装、耐えがたき喧騒、されど戦なき世相、劉備の理想、VIVA平和!、今、令和!
劉備に重ねる君しか勝たん! 何でも調べられる箱、最先端! エゴサで蜀滅亡知りつらたん、こっから巻き返し俺のターン
踊り狂う獄卒に占拠される市街、もう賭けるものない君以外、漢室復興に代わる生き甲斐、それは果たせぬ夢の残骸?
名声で天下とるココじゃ常識?、それなら俺の秘策授けようでも非常識、頂点目指して団結する組織、英子に見せたい最高の景色、それには不可欠俺の知識! {/netabare}

【感想】
タイトルはネタっぽいけど、やり方が変わってるだけで話はまともなマネージメント&プロデュースアニメ
三国志のネタをうまく活用してて面白かった

最初は孔明のキャラが斬新で面白かったけどだんだん孔明の意味が薄くなって普通の音楽アニメになってきたのは残念で、孔明ならではなところがもっと見たかったです、期待が高すぎたかも
ただ、孔明の活躍にこだわらなければ普通に面白いアニメなのでおススメです
{netabare}
11話、型破りな策略を披露してほしいけど主人公がやっていい範囲を超えてると思いました
ただ、史実の孔明って結構卑劣なこともしていたようなので、手段を選ばないのは孔明っぽさがあったかも?とポジティブに考えました

孔明が史実でも演戯でも劉備に天下を取らせる夢も受け継いだ蜀を強くする夢も果たせず果てていった無念を知っているので
彼にとってはその無念を晴らす第二の人生が与えられてリベンジに燃えて張り切るのはよくわかるし、面白い着想だと思いました
英子にとっても孔明にとっても幸せな出会いだったんじゃないでしょうか?
(史実の諸葛亮が実際どう思っていたかは知らないですけど)

このアニメをきっかけに三国志好きが増えると嬉しいです
{/netabare}
【音楽】
OP曲は耳に残る曲で中毒性あり、ED曲もリズムが好きで良曲だと思います
英子達の歌もとても上手で、歌姫感ありますし曲もいい!

【キャラクター】{netabare}
孔明のキャラが良すぎて英子の存在感が食われ気味でしたが、それは最初だけで回を重ねるごとに英子の魅力が増していってよいキャラでお気に入りです
{/netabare}
【気になったこと】{netabare}
諸葛亮がいきなり日本語理解できることと、オーナーが三国志好きで最初上手くいきすぎなことは気にはなるけどそこをあっさり流したことは成功だと思います
劉備と諸葛亮って史実では20歳の差があって、初めて会った時の劉備の年齢は46歳?なので年齢考えると劉備のイメージが若すぎるかな?
{/netabare}
【シナリオ】{netabare}
話はかなり面白いしテンポよく話が進むので視聴後の満足感が高い
普通のことをやっていても孔明がやるだけでなんか面白くてじわじわくる、これはずるい
音楽は好きでもクラブとかよくわからないけど、楽しそうな雰囲気は伝わってきて魅力的な作品でした {/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 46
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異様に面白い!これもまた“孔明の罠”なのか?

原作未読。

【物語 4.0点】
孔明をフル活用して王道音楽物に誘導。

内容は変哲もないサクセスストーリー。
仮に孔明なしで語り始めても一体どれだけの人が目を留めたのか?ってくらいベタのベタ。
それを良いなと再認識させる所まで持っていかれる。
これこそが本作最大の“孔明の罠”なのだと思います。

視聴者の間で明暗が分かれるのは終盤前でしょうか。
ヒロイン・英子たちが殻を破っていこうとする至極真っ当なタメ回。
ですが孔明の計略お預けが続き、孔明を求める視聴者はジレる可能性。

私は初回で本作が単なる孔明転生ギャグアニメではなく、
本気で音楽で天下泰平を目指していると受け止めたのが良かったのか終始ダレることなく、
毎回次が本当に楽しみで、最終回はアベマ最速配信を正座待機まで引きずり出されました。

が、完走後は、孔明にも終盤前、相当な葛藤があったはずで、そこを掘り下げてくれればなお良かったという感想も残りました。
すなわち“軍師”として冷徹な戦略を取るのか、英子たちの音楽の力を信じて突き進むのか。
ここで孔明自身を救ってくれた英子たちに託せねば、戦で血で血を洗うばかりで平和が訪れなかった前世と変わらないとか。


この様に、孔明を誘導役として相対化しようとしても、結局、孔明になってしまいます。
このアニメ何でこんな異様に面白かったの?と問われたら、
孔明がマジ孔明だったとしか言い様がありません。


【作画 4.0点】
P.A.WORKS初の漫画原作アニメ。

作画兵力も決して潤沢ではないが、ここぞという時は決めて来る。

ライブシーンは手描き重視。
CGは主に群衆処理や、自在に動くカメラワークによる臨場感アップのため補助的に活用された印象。
音楽で吹く突風など心を捉える演出等が手描きならではで惹き付けられました。
(ただ、私は次回予告や踊ってみた等、動画配信プロモで暗躍した3DVirtual(バーチャル)英子も素朴なCGって感じで好きですw)

色鮮やかな光源処理も同スタジオの真骨頂で、
ステージも、満天の星空の下の展望台もきらびやか。
光と影を使った心情演出も典型的ですが良好。
私の心に残ったのは10話。
{netabare}七海が夜間バンで移動中、街灯に照らされた路上ライブスポットを見てカーテンを締めるシーン。
仲間にどうしたの?と聞かれて「眩しかっただけ」と返す。{/netabare}
ダブルミーニングの合せ技もあって刺さりました。


【キャラ 4.5点】
孔明の人物像に説得力がある。
ただナルシストに扇持たせた安直なキャラではない。
大人(たいじん)かくあらんと言いましょうか、
この孔明には知性に裏打ちされた懐の深さを感じます。
それにしても{netabare}コインランドリー内にてジャージ姿で座っているだけで絵になってしまう。{/netabare}
その存在感が笑撃的です。

三国志ネタの絡め方も、序盤から強引に赤壁等を持ち出すのではなく、
成長物語の流れに沿って、{netabare}石兵八陣{/netabare}辺りから徐々に入っていくのにも熟慮を感じます。
曹操側の英傑もリスペクトできているのも得点が高いです。


好きな音楽を届けたいと奮闘する英子たち。
音楽で自身の人生が救われた体験を“民草”に広める役割を自覚していく成長過程。
これもまた王道ですが胸を打つ物があります。特に{netabare}9話の覚醒シーン。{/netabare}


その対極に置かれるプロデューサー・唐澤。
ただ彼も売れりゃそれで文句ないだろう?という単純な悪徳とは異なり、
良い音楽でも認知されねば意味がない苦しみを知っているが故の言動。
割り切れない音楽業界観が、AZALEA(アザリエ)の葛藤等にも現実感をもたらす。
音楽で天下泰平の大義を鍛錬し、絵空事から具現化させるのにも寄与する良好なヒール。


【声優 4.0点】
ヒロイン・月見英子(声担当・本渡 楓さん、歌唱担当・96猫さん)
久遠七海(声担当・山村 響さん、歌唱担当・Lezelさん)
と演者と歌い手を分担。

本渡さんはもちろん、山村さんも歌える声優さんなので、
歌唱も声優でとの欲は正直残ります。

ラッパーKABE太人役の千葉 翔也さん等は華麗にラップも決めていただけに余計に。
(11話のラップ煽りなんてキレッキレで笑っちゃうくらい。)

ただ、これは音楽制作・エイベックス・ピクチャーズが本気だった故の歌い手の分離だったのでしょう。
孔明の知略をも上回る歌手によるボーカル表現は追求できていたと感じました。

場外で歌唱担当の二人による、往年のエイベックスの名曲を歌ってみた動画を積極配信して盛り上げたのも、
歌い手専任ならではの熱いプロモーションでした。


孔明役の置鮎 龍太郎さんの包み込むような柔和なボイスにも中毒性あり。
6話の{netabare}漢詩&お経ラップ?{/netabare}夢に出てきそうですw

ナレーションはベテラン・増谷 康紀氏が歴史ドキュメンタリー風の導入を支える。
作中の三国志解説でも活躍したのはBBラウンジオーナー・小林役の福島 潤さん。
このオーナーと夜通し、酒を飲み交わし、囲碁でボロ負けしながら、三国志談義とかやってみたいですw


【音楽 4.0点】
OP主題歌はQUEENDOMの「チキチキバンバン」
ハンガリーの歌手・JOLLYのパーティソングをカバー。
“空耳”を駆使した超訳歌詞。
総じてギャグセンスも良好な会心のリメイク。
太極拳?と思しき上肢の揺らめきなど明快かつ中毒性の高い振り付けも相まって、
世界の民草のハートを捉える。

このOPの、ラテン系の原曲→古代中国ムードを散りばめた渋谷系への改変同様、
本作の楽曲には、挿入歌から、彦田 元気氏による劇伴に至るまで、
アレンジひとつで様々な時代や世界を取り込み繋ぐパワーがみなぎっており、
音楽で天下泰平が本当に実現してしまうのではないか?と嬉しい気持ちになります。


対照的に痛切だったのは11話。
{netabare}AZALEAの青春の喜びを微塵も感じない、苦しそうな戦略ポップス。{/netabare}


ED主題歌はメインキャスト陣による「気分上々↑↑」で、こちらもmihimaru GTの同名曲のカバー。
毎回ダイジェストをピックアップしながらEDになだれ込んでいく引きも上々♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 37

77.1 2 2022年度の転生アニメランキング2位
陰の実力者になりたくて!(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (465)
1482人が棚に入れました
『我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者……』 みたいな中二病設定を楽しんでいたら、まさかの現実に!? 主人公でも、ラスボスでもない。 普段は実力を隠してモブに徹し、物語に陰ながら介入して密かに実力を示す「陰の実力者」。 この「陰の実力者」に憧れ、日々モブとして目立たず生活しながら、力を求めて修業していた少年は、事故で命を失い、異世界に転生した。 これ幸いと少年・シドは異世界で「陰の実力者」設定を楽しむために、「妄想」で作り上げた「闇の教団」を倒すべく(おふざけで)暗躍していたところ、どうやら本当に、その「闇の教団」が存在していて……? ノリで配下にした少女たちは勘違いからシドを崇拝し、シドは本人も知らぬところで本物の「陰の実力者」になっていき、そしてシドが率いる陰の組織「シャドウガーデン」は、やがて世界の闇を滅ぼしていく――。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

面白いですが作品の評価は2期が来るかですね。追記2期決定ですね。

 キャラや演出で魅せてくれました。かなり面白かったと思います。それぞれのエピソードについてちゃんと数話ごとに完結していく構成なので、飽きなかったんだと思います。

 冒頭のスタートからはアルファを初めハーレムものになるかと思いきや随分変わった展開の仕方でした。「ワンパンマン」的といえばいいのでしょうか。すべての努力を相対化してしまう、滑稽な部分に面白さがあるのでしょう。

 主人公ではなく、どうやらアルファの正体とか裏の歴史に謎があるようで、その部分を楽しみにしていますが、終わってしまいましたね。

 面白さでは評価できると思いますが「作品」としての評価は難しいですね。アニメとしての完結は放棄した感じです。ただ、20話を初めからやるのだから、勝算があっての事でしょうし2期の期待も出来そうですので「作品」評価はまた後程ですね。

 ですので、アニメとしての評価はストーリーは割り引くしかないですね。キャラは非常に良かったです。出てくる女性キャラたちの苦悩がもう少し深掘りできていれば、すべてを無意味にしてしまう主人公との関連でテーマ性が出たかもしれませんが、そこは機能せず、むしろギャグになってしまいました。

 EDの曲は良かったですね。やっぱりアルファの声がいいかなあ。止め画がちょっと手抜き感がありました。本編の映像の使いまわしでいいので動かしてほしかったかなあ。


追記 2期決定したので評価少しあげます。なお、原作の小説の方、全部買っちゃいました。オバロくらいあるのかと思ったらまだ05までなんですね。それでも、話の展開が意外すぎてかなり面白かったです。なろう、ではもっと先まであるんでしょうか。ただ、やっぱり紙の本が読みやすいので新刊どんどんだしてください。

 で、1期のOPって…ひょっとして…???



4話 面白過ぎて草。演出もいい。異世界という分類を越えて良作の予感。

{netabare} いや、構成も演出もキャラ作りも最高です。1話1話の話の展開が明確でそれぞれのエピソードに見せ場もあるので、本当に見ごたえがあります。1話の入り方も良かったですね。「世界最高の暗殺者…」的構成でグッと物語に引きこまれます。

 設定は開き直って、中世といいながら20世紀後半でなぜか電気がないという風情ですが、気になりません。舞台がストーリーにあまり関係ないからでしょう。

 そして3話から4話ですね。プリンセスの妹さん。最高ですね。劣等感とプライド、性格造形が見事に素晴らしいキャラを作っています。今のところ感情的に乗れるのはこの子ですね。姉に対する妹・弟、平凡な武術と言う面での主人公との共通性が今後どう活きてくるのか楽しみです。

 そしてシャドウガーデンという組織の再登場のカタルシスもかなりのものでした。主人公の勘違い設定があまりしつこくなければいいのですが、これでずっと行くのでしょうか?

 演出で瞳のアップを使うのが一貫しているのがいいですね。低予算対策かもしれませんが、効果的に瞳で感情や思惑を表現していますし、演出の力量を感じました。
 背景がペラペラな感じで低予算ぽいとはいえ、作画は丁寧だし、キャラデザはそれぞれのキャラに個性がありますし、演出が上手いので、全体としてはストーリーを楽しむ分には十分な画面作りが出来ていると思います。

 これだけの良作です。小説とコミカライズからのアニメ化ということで連載ものの欠点で、どんどん薄まってゆく危惧はあります。是非アニメ版での完結で構成させてほしい。続きがあるにせよ、1期で一応の目標を完結させてほしいです。

 OPがちょっと面白いですね。本当にストーリーに関係するんでしょうか。現世にシャドウガーデンが来たら面白そうです。イメージだけかな?{/netabare}


5話 「ルルーシュ」+「魔王学院の不適合者」そこに「オバロ」のプレアデスがくっついた感じでしょうか。つまり、面白いです。

{netabare} 配信時間が楽しみな作品は久しぶりというより、初めてかもしれません。ちょっとはまってしまいました。

 背景美術が安っぽいかと思ってましたけど、改めてみるといいですね。低予算かと思いましたけど、結構いい感じです。実際、止め画は多いので潤沢に予算があるとも思えませんけど、細かい演出に見るべきところが多いです。
 王女様(妹)が落ちる剣を掴むシーンとか心象映像としてなかなか見せていました。なかなかの画作りだと思います。EDも止め画ですけど演出で魅せてますので、工夫が上手いんでしょうね。

 その、EDとかOPなんですが、王女様が登場してないということは、ゲストキャラなんですかね。モブでもいいので絡んでほしいなあ。

 それにしても「アイアム〇〇〇ッ〇」は大笑いです。この外連味は「魔王学院の不適合者」を思い出します。印象としてはキリト君っぽいですけど、ルルーシュの「ゼロ」のほうがイメージが近いですね。
「ぷれぷれぷれあです」的なスピンオフもいつの間に始まっていましたので、「オバロ」のプレアデスは意識はしていると思います。

 スピンオフは下手をすると作品世界がメタ的になってしまい、本編の真面目な部分が楽しめないので、もうちょっとずらしても良かった気がします。{/netabare}


10話 やっと本性が現れました。本作はエロギャグアニメですね。

{netabare} キャラ作りのための少しシリアスな展開もありますが、ここまでやられるとさすがにわかります。そう、つまり本作は真面目にやっているように見せかけたエロギャグアニメということでしょう。時代考証とかやる意味はゼロです。何でも有りですね。

 やっぱり作品のコンセプトはオバロと似ている気がします。ただ、オバロより更に、エロギャグが強めということで。俺TUEEEがオチになっているのもオバロっぽいです。
 本作はそれに加えて、各ヒロイン毎のエピソードが面白くできているのが、いいですね。

 本作は真面目に考察してはいけない、エンタメ作品の位置付けで楽しませてもらいます。10話はちょっとふざけすぎですけど。{/netabare}



13話 あれ?続くの?アルファが重要な役みたいですね。

{netabare} なんか続く感じですね。かげじつが作られてたので力は入っていると思ってましたが…なんか、作画もいいし、キャラも女ばっかりなのにあまり混同しないし。
 あれだけ複雑な髪型の作画が破たんしないのは、CG技術?最近ほとんどのアニメの作画ってモデリングになったのかなあ???それにしては、遠景でも破綻がありません。うーん。やっぱり単なるCGペイントっぽい感じです。いずれにせよ、本作の髪の毛の作画は本当に良いです。「明日ちゃん…」みたいな動きのレベルの高い良さではないですけど。13話、イプシロン良かったです。デルタもいいですけど。

 最後の赤い画面の演出も、出崎演出(低予算アニメを逆手にとった止め画の演出。予算関係なく意図的にも使います)っぽくて良かったですけど、そこは線画で行こうよ、という感じもしました。

 この先続くと思わなかったので、2022年のベスト10に入れませんでしたが…うーん。どうしよう?エンタメとしては優秀でも深みがなあ。アレクシア王女の深掘りが出来ていればなかなか、良かったと思いますが、どちらかといえばギャグよりですからねえ。

 アルファがなんかありそうですね。前から出番がもっとないかなあ、と思ってましたけど、あのツンがいいです。アルファの過去に何かあったとしても、うーん、物語上の展開は楽しみだけど、深みにつながるか…あるいはエンタメ極振りでいくか。{/netabare}


17話 なんか中世世界みたいな設定を守る気が無くなってて草。話が進むたびに現代的になってる?

{netabare} 宿泊施設はビジネスホテルだし、道路にセンターラインはあるし、化粧品のコンパクト、地下鉄、グランドピアノ…って挙げるのが恥ずかしくなるくらい現代じゃんという感じです。完全に遊んでますね。話が進むたびに現代的になっている気が…

 これもギャグだとしたらなかなかのセンスです。それにしてもキャラがいいなあ。王女様かわいい。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

中二病を極めし者

【紹介】
古代文字とか、二つ名とか、古の遺跡とか、黒マント集団とか、コロシアムとか、戦ってる最中に雷鳴とか、炎に包まれるとか、選ばれし血とか、アトミックとかエモいよね・・・?
横文字の言葉とか、それっぽく発音できたら超カッコいいよね?
そんな中二病の男子が憧れる「カッコいい」が詰まったアニメ

【感想】
最初は中二病の夢の塊に話を後からくっつけた感じっていう印象だったけど、実は中二病の本質をよくとらえた作品で、突き抜けたこだわりが感じられて良い作品でした

主人公は中二病から卒業できず周囲から浮いていることに寂しさを感じているところがあって、彼の夢が現実になったファンタジー異世界にきても浮かれっぱなしってこともなく、周りが中二病設定に合わせてくれていると勘違いしているなど、どこか現実的な思考を捨てきれてない部分があるんです、でも周りが合わせてくれてるんじゃなくて、自然と中二病的においしい展開になっているだけ
この中二病にツゴウノイイ世界は、中二病を拒絶する世界に寂しさを感じている主人公へのプレゼントみたいなものなのかなって思った

私には中二病の感覚がわからなくて主人公の気持ちに共感できないし、まったくカッコいいと思えないけど、主人公のアイデンティティがぶれずにしっかりしているのは凄いと思ったし、まじめとふまじめの緩急がちょうどよくて面白いアニメでした!

【主人公が陰の実力者にこだわる意味とは?】{netabare}
陰の実力者って主人公のアイデンティティを作るのに結構よく考えられた設定だと思いました

まず、なんで主人公が「影の実力者」にこだわるのかっていうと、自分に自信がないからなんですよね

中二病男子は妄想の世界では最強・・・でも現実世界ではだれにも注目されないただのモブ・・・つまり現実の自分に自信がなくて物語の主人公になる度胸が彼にはないのです

人々からの賞賛を、ヒロインからの愛を、敵からの憎悪を、真正面から受け止める自信がない、人と向き合うのが怖くて仕方ない、みんなの中心に立って主役になる自分がイメージできない、だから影の実力者じゃないとダメなんです

女性キャラの扱いにも主人公の劣等感が見えている部分があって・・・

シャドーガーデンは掘り下げがほとんどされてない地味な主人公の手下、彼女たちの役割は人々に知られないモブ主人公の活躍を見届けること、目立つのは嫌だけど、ちゃんと見てくれる人がいないと心が満たされないのでしょうね

これに対して姫様達の役割は主人公のステータス、勲章っていうのかな?
「姫」「強い」「美少女」「高嶺の花」と絵にかいたような「勝ち組」で「ハイスペック」、たくさん掘り下げてとても魅力的に描いていますが、そんな魅力的な女性が主人公に惚れて、でも主人公は特に興味を示さないことでそのハイスペックな女性を踏み台にして主人公の立場・価値が高くなっているんですよ、これで両想いになったら「対等」になってしまいますから

「美少女と両想いになってイチャイチャしたい」
男性なら誰もが思い描きそうな夢

だけど彼は女の子とのイチャイチャよりもカッコいい自分が優先だった
え?それってただ子どもなだけなんじゃないの?

違うんですよ

彼は第一話から「周りはどんどん中二病を卒業していったけど自分だけは中二病のまま」っていうことをモノローグで語って寂しがっていました

つまり彼はまだ子どもなんじゃなくて、それが彼の価値観なのです
それが中二病にどっぷりつかった彼の生き様だった
そういう確かな自分を持った主人公を一貫して描き切っているところが個性的で素晴らしい作品だと思いました

わたしにも中二の心があればもっと楽しめてたかなー?
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 32
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シャドウ様の叡智にテンプレの嗜み方を諭される

同名原作小説(web版、ラノベ版共に未読)の連続アニメ化作品の1期目(全20話)

【物語 4.0点】
常に視聴者の存在を意識してキャッチボールを成立させるための思案が重ねられる。
視聴者がま~たテンプレかwと呆れる前に、一歩先回りして、
シャドウ様の妄想ロールプレイにより、ポジティブに転換する仕掛けが巧妙。


異世界の魔剣士学園や、武術大会の裏で暗躍する勢力による一騒動だの、
もう何度目の再提供か?ってくらいのお約束展開。

新鮮味を与えるのが、転生の原因が{netabare} 魔法など未知なる力の体得を探求した末の交通事故死{/netabare} などという、
狂気を感じる位ピュアな中二病主人公少年・シャドウことシド・カゲノウ。

転生異世界にて起こる数々のテンプレを、ここが“陰の実力者ムーブ”を決める絶好機。
或いはカモフラージュたる華麗な“モブムーブ”を見せてやる。
などと待ってました~♪とばかりにお約束をエンジョイする主人公の姿を眺める内に、
コイツ頭おかしいだろうwと私も不思議と笑顔にさせられますw


【作画 4.0点】
アニメーション制作・Nexus

舞台設定は剣と魔法の封建貴族社会や教会が残る近代化前後といった風情。
が、一方で“悪魔憑き”に関する、高度な魔法科学技術に基づく薬剤が裏で流通していたり。
我々の世界の常識に照らしても、馬車と列車が共存するこの異世界が、
いびつな文明発達をしてきたことが作画、背景からも伝わって来て、
技術を秘匿する闇の勢力の野望など陰謀論が盛り上がりますw

シャドウ様が転生前の現代社会の知識を“陰の叡智”と称して“シャドウガーデン”配下の美女たちに“テキトーに”(※テキトーなのが肝w)伝え、
それが“ミツゴシ商会”のデパート風店舗などに具現化して一人歩き。
その文化侵略の様子も明快に伝わって来ました。

アクションシーンなども高密度で上々。
黒、白、赤、あとは“例のあれ”の美しい?紫など、
見せ場では、敢えて色彩を絞って表現する演出も◯


【キャラ 4.0】
主人公シャドウことシド・カゲノウは無双ハーレム主人公の一種。
この異世界を裏で支配する黒幕を闇に葬り去る俺という妄想を配下にテキトーに吹聴する内に、
異世界裏社会の方がシャドウの妄想設定に追い付いてしまうのがポイント。

シャドウ様がぶち上げた陰の組織・シャドウガーデン。
だがシャドウが組織立ち上げ時に行ったのは、最初に助けた悪魔憑きの美少女にアルファと命名した上で妄想の概要を伝えたくらい。
あとはシャドウガーデンも、ベータだのガンマだの“七陰”と呼ばれる幹部の美女も、
“ナンバーズ”と呼ばれる美女も、
アルファたちがシャドウ様の“叡智”を拡大解釈して、いつの間にか拡大、増殖していく。

連れてくる美女もまたことごとく巨乳ばかりでw
スタイル抜群の美女たちが、スライムの黒スーツ(破壊や魔力喪失で消滅するw)を身にまとい居並ぶ姿は壮観。
(いや、一部、スライム虚乳もいたような……。いえ何も見てません。抹殺しないで下さいw)


シャドウガーデンの女キャラたちは数が多すぎて覚えきれませんがw
これもキャラ濫造、掘り下げ不足との不満を抱く前に、
知らぬ間に増えたハーレム美女という形で、シャドウ様の妄想ストーリーが大事になって行く演出の補強材料へとポジティブ転換されてしまう。
これもまた視聴者心理の先を読んだ妙手。


シャドウガーデンの広がりと共に、王室、貴族のプリンセス、令嬢も絡み、
ツンデレコンプレックス属性に、クーデレ属性にと、ハーレムは一層たわわに。

ラスト。オリアナ王国の王女ローズが、{netabare} ナンバーズの666番に転落する衝撃もまたプリンセス転落劇の定番ですが、
美女666人もおるんかいwとの笑撃に上書きされ美味しく頂けました。
表と裏両方を知ることになる彼女。{/netabare}
今後の視点の興味深さという意味では一番注目したいヒロインです。


【声優 4.5点】
主人公シャドウ役の山下 誠一郎さん。
異世界転生後の赤子ボイスから、モブに身をやつした軽口から、
威厳のある陰の実力者プレイボイス、ここがロールプレイの好機と色めきだつモノローグまで。
幅広い演技で、シリアスにもコメディにも貢献する大車輪の活躍。

普段は{netabare} 金貨にワン!と飛びつく{/netabare} など小物感丸出しのモブなシド・カゲノウなのに、
シャドウ様として決める時は{netabare} 「アイ・アム・アトミック」{/netabare} などとキザに囁く。
あとは、{netabare} 自称最強に真の最強とは何かを教え諭す時の「レッスン1、レッスン2」とかw{/netabare}
見せ場で英語の発音が流暢でノリノリなのが、ホント可笑しかったですw

一方シャドウ様がモブ剣士として変身した{netabare} ジミナ・セーネン(ドエム・ケツハットほどじゃないがテキトーなネーミングだw){/netabare} 役には、緑川光さんのリリーフも仰ぐ。
ただ、ここもモブの裏に見え隠れする凄みなどもカバーする好リリーフ。
今後もどんな変身バリエーションを、どのキャストが救援するのか、楽しみな要素です。


シャドウがモブの隠れ蓑に活用したダチの“天然モブ”同級生剣士コンビのヒョロとジャガ。
特にこれまで数々の無双ハーレム主人公を演じて来た松岡 禎丞さんが、
ヒョロ役で{netabare} ギャンブル転落劇{/netabare} という合せ技も絡めながら、見事なモブプレイを決めているのがツボでしたw


【音楽 4.0点】
劇伴担当は末廣 健一郎氏。
ストリングスとコーラスによるダークな楽曲群でシャドウ様の陰の実力者プレイを好アシスト。
ここも重たくなり過ぎず、電子音もアレンジすることで視聴者もプレイをエンジョイできるエンタメ性を確保。

BGMで一番インパクトがあったのはベートーヴェン「月光」
何だかんだ{netabare} 17話の「月光」を奏でるシャドウ様のプレイが一番カッコよかったですし。{/netabare}


OP主題歌はOxT「HIGTEST」
サビの裏声が入り混じった大石 昌良さんのボーカルに表と裏の二面性を感じるテクニカルな楽曲。

OxTは『オーバーロード』シリーズの主題歌も担当していますが、
『陰実』放送前に『オバロ』とのコラボ画像を公開したプロモーションが印象的。
『陰実』とか『オバロ』のパクリでしょ?との声がデカくなる前に、
シャドウ様とアインズ様の蜜月ぶりをアピールして、共通点がある異世界転生物としてポジティブに上書きする、これまた先回りの妙手。
本シリーズには企画プロデュースにも実力者がおられるようで。
OxTには今後も両シリーズの主題歌提供で盛り上げて欲しいです。


ED主題歌はキャラソン「Darling in the Night」を、
シャドウガーデン・七陰の面々が持ち回りで担当。
明るい曲調でシャドウ様への感謝の意を伝える。

正直、私は、EDや、“逆転生学園物”風のOPアニメーションで、
シャドウガーデンにはこんな美女キャラもいたんだ
と確認、整理していた面も多々ありw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 24

70.9 3 2022年度の転生アニメランキング3位
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (285)
961人が棚に入れました
『モブからだって、成り上がってやる――。』 とある剣と魔法の“乙女ゲー”世界に転生した社会人・ リオン。そこは超女尊男卑な世界で、例外はゲーム内で攻略対象だった王太子率いるイケメン軍団のみ。 しかし、虐げられ絶望するリオンにはある一つの武器があった。それは前世で妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの「知識」。 モブとして田舎でのんびり過ごすことを目標にしていたリオンだったが、ゲームの知識を使い、やりたい放題の女たちとイケメン軍団に図らずも反旗を翻してしまうのだった――。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

変化球系「俺TUEEE」

通称「モブせか」。なろう異世界転生ものを茶化すかのような作風が魅力でしょうか。転生先の異世界は「SF的な設定を背景に持つ乙女ゲームの世界」であり、主人公はそんなゲーム世界で攻略対象キャラである貴公子のいずれでもないモブの男性キャラ、というなかなかにカオスな設定ですね。

「小説家になろう」投稿作品が原作で、GCノベルズ(マイクロマガジン社)から商業出版されており、コミカライズ版は「月刊ドラゴンエイジ」で連載中です。

私はなろう版既読、コミカライズは連載を読んでいます。GCノベルズ版は未読です。

主人公のリオンは政変や謀略に巻き込まれずその乙女ゲーム世界で平穏に人生をまっとうすることを目指しますが、どうやら自分とは別のイレギュラーキャラもその世界に紛れ込んでおり、ゲーム攻略情報を知っていていても思惑通りに事は進まないといった感じのストーリーになっています。

作中では貴族当主は男性のはずなのに、乙女ゲームの世界という設定のためか下級貴族の男子は良縁を得ることが難しいという状況もあり、そんな中でリオンがたびたび陥る危機をタイトルが示しています。

作中で平民は原作ゲームでの聖女となるはずのオリヴィア以外は出てこず、原作ゲームでの悪役令嬢アンジェリカ(アンジェ)とのダブルヒロイン的なストーリーになっています。。

「SF的な設定」を踏まえた搭乗型のロボット兵器や空中戦艦のような物が出てきて、戦闘シーンも豊富なのですが作画面ではそんなに良作画というわけではありません。

ただ逆に「何をやっているのかわからない」的な作画崩壊もない安定したアニメ作品とは言えると思います。

ストーリー自体は、私はわりと楽しめました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 19

九会 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界がモブを許さない

小説家になろう原作の作品
内容はざっくり言うと、人型の巨大ロボットや空飛ぶ戦艦が普及している乙女ゲー世界でモブ主人公が転生チートするお話です。これだけ聞くと典型的な無双ハーレムなろうにロポット要素付けただけかーと思われるかもしれないのですが、実際はコメディー寄りながらも人間ドラマがしっかり描かれている作品でした。

主人公はモブというよりはモブで居たい主人公。モブといえどもメタ的にはこの作品の主人公であるので、ついついヒロイン達とのフラグを回収してしまいます。
そんな彼は不殺主義で基本的に善人寄りですが、偉そうにふんぞり返ってるやつを見ると完膚なきまでに叩き潰して煽りたくなる性分があり、中々良い性格をしています。本当に清々しいぐらいに煽り散らかすので笑いながら見ていました。それだけだと気分が悪くなる方もいるかもしれないのですが、それを諫めるキャラクターやこの作品の本当の「モブ」からの反応からも主人公の行動が最適解ではない事が作中で示されていたり、あえて露悪的に振舞っている部分もあるので、ギャグとして上手いこと主人公のキャラを立たせる要素にしていたと思います。
Wヒロインも主人公のトロフィーではなく、周りと衝突したり、悩んだりするようなひとりの人間である事が伝わるような描き方で好感が持てるヒロイン達でした。典型的な無双ハーレムなろう作品が馬鹿にされがちなのはファーストフードのように要素要素を気楽に摂取できるあまりにヒロインに対してもそんな扱いにしてしまっているからだと考えているのですが、この作品はヒロインを主人公と対等な人間として意識して扱っているので良かったと思います。
欠点としては、お話自体は完成度の高い作品だと思いますが、作画はお世辞にもあまり良くない事。予算が少ないのか分かりやすくコピペしてる部分とかもあったかな?ただ極端な作画崩壊はなく、見れない程のアニメではありません。ロボット同士の戦闘は予算が少ないからと言って、クオリティーの低いCGで誤魔化したりしていなかったのは好感が持てました。
声優さんに関しては、乙女ゲー本来の攻略対象である王子達の声優さんが、実際に乙女ゲーに出演されているイケボ声優陣だったり、主人公をサポートするマシンキャラを演じる石田彰さんも主人公との漫才が面白かったので良い配役だったと思います。

お話自体は後半心を動かされるシーンもあったので、もう少し予算あればもっと評価されていたのかなと思う惜しい作品でした。原作に少し触れてみようかなと思ったり。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

モブだから自由奔放です

{netabare}そんなに厳しいかなあ。
私には優しく見えるんですけど。{/netabare}

乙女ゲームのモブキャラに転生した男の物語。
この話の最大の特徴は主人公がモブな所。
その上、ロボットアニメの風も呈する。
変化球をふんだんに使った楽しいアニメと評価します。

妹に押し付けられた乙女ゲームをクリア後、過労により死亡。
何故そこまでクリアにこだわる?
ちょっと意味が分からない。
ただ、この主人公のお人よし感は作中変わりません。

通常、乙女ゲームはヒロインが悪役令嬢に妨害されつつも、攻略対象にアタックする。
でも、この話は設定が混乱している模様。
{netabare}モブのリオンが正ヒロインであるオリヴィアと悪役令嬢アンジェリカとハーレム状態に。
それも、悪役気どりで。

それにしても、リオンの鬼畜三昧は爽快感しかありません。
それもこれも旧文明から得た変な球体ルクシオンと最強ロボットのおかげ。
ノリノリな無敵モードに突入です。
そして、攻略対象や海賊どもへの罵詈雑言は良い意味で目を覆うばかり。

転生した世界でのモブキャラが何故こんな状態に?
それはあの妹の自分勝手な正ヒロイン奪取願望がすべての原因。
まあ、最初から妹のマリエへの転生はバレバレでしたけどね。
だって、あやねる声が特徴的だから。{/netabare}

このアニメ、2期が決定してるようです。
まだ納得いかない感があるので、ちょっとだけ楽しみに待つとしよう。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

71.7 4 2022年度の転生アニメランキング4位
転生したら剣でした(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (258)
866人が棚に入れました
転生したら剣でした――。 「知性を持つ武器(インテリジェンス・ウェポン)」と呼ばれる”剣“として異世界に転生した彼は、装備者との出会いを夢見ながら、孤独にスキル収集に励んでいた。 ある時、迂闊にも魔力を吸収される「枯渇の森」へ踏み入り、一歩も動けなくなってしまう。途方に暮れる中、奴隷として虐げられていた黒猫族の少女フランに出会う。 フランは巨大な魔獣に襲われ、絶体絶命の危機に陥っていた。彼女は眼前に突き刺さっていた彼を引き抜き、その力で窮地を脱すると、彼を「師匠」と名付けて正式に装備者となるのだった。 冒険者となったフランと師匠は、お互いにスキルを磨きながらクエストをこなしていく。フランは強さの果てにある「進化」を目指すために、師匠は少女の「願い」を叶えるために。 猫耳少女と親バカな剣の大冒険が始まる!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

減点は少なくキャラが加点要素で総じて高評価ななろう原作アニメ

本作の作品タイトルは『転生したら剣でした』であり、つまり転生の主体は異世界転生した「師匠」なんですが、物語としての主人公要素はむしろ黒猫族の獣人少女フランの方にあると言えるのではないでしょうか。

ちなみに「師匠」というのは転生者である「剣」に対してフランが呼びかけにつかっていて、「剣に意志がある」とわかった人たちの間ではそのまま名前として認知されている呼び名です。

魔物を討伐して得た魔石を吸収して「師匠」は魔物のスキルを吸収することができます。そして「師匠」の装備者であるフランは自身のスキルに加えて「師匠」が得たスキルを共有することができます。

当初は「師匠」のスキルに頼りきりのフランですが徐々に自身も強くなってゆくという順当な成長ストーリーですし、フランは「師匠」とはぐれることで危機を演出することもできて、「圧倒的に主人公が強い」というストーリー的な単調さから逃れることができるようになっています。

フランの冒険の旅は適度な爽快感と危機の発生によって、主人公補正による安心感もありつつ楽しめる物になっているように思われます。

終始作画的には安定していましたし、フラン自身がキャラクターデザイン的にかなり可愛く、また周囲を固める人物たちの個性もあいまって特に目立った減点要素はありません。

平凡なストーリーと言ってしまえばそれまでですが、「なろう原作のアニメで手始めに観るなら何が良い?」と訊かれたら本作は充分にその候補たりえる良作だと考えます。

なお、この1期目が終了して早々に2期目の制作決定がアナウンスされました。そのうち続編が観られるだろうという点においても安心してお勧めできます。

余談:「師匠」の転生者としての要素はそれほど目立っていない本作ですが、こと料理という分野においては転生者としての知識が如何なく発揮されており、「師匠」のカレーやハンバーグはフランを虜にしています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

甘口なアニオタ見習い さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あるところに強さを求める黒猫がいました

ある日突然剣に転生してしまう物語です。
まぁ俺TUEEEEEってやつですね
剣のくせにかなり強いです
もうこんなの相手の方がかわいそうにさえ思えちゃいます

が、剣が強いだけの話ではありません!
タイトルにも書いたようにある一人の強くなりたいと願う黒猫の少女がいます
「力がほしいか」的展開により少女は剣を取る…
って感じですね

バトルシーンもなかなかかっこいいですしなによりかわいい
つよくてかっこよくてかわいい、なんか求めていましたよ私はこれを
個人的に刺さった作品なので熱くなるの早めておきますw

転生モノなどが好きな人は見たら面白いと思えるのではないかなと、おすすめできるんじゃないかなと思います!!!

ありがとうございました

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

マイク〇マガジンしゃァ~~

今、遅ればせながら“鬼滅の刃”を観ている。
その中に、“真菰”ちゃんという可愛い子が…。
声優は加隈亜衣さん。
すっかりファンになってしまった。
儚くも芯の強が感じられるキャラにぴったりくるのだ。
そして、“フラン”ちゃんである。
良いではないか!
“剣生を懸ける”価値があると確信した訳だ。
“纏 流子”と“鮮血”(キルラキル)とはまた違い、とても緩い関係性ではあるが、ブレずに楽しいんでゆこうと思う…。

晩御飯はカレーにしようかな。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

61.8 5 2022年度の転生アニメランキング5位
失格紋の最強賢者(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (238)
823人が棚に入れました
世界最強の魔法使いと謳われながらも、生まれ持った紋章の性能に限界を感じていた【賢者】ガイアス。 その彼が己の紋章を変えるために取った手段――それは転生によって新たな体を得ること! 彼は遥か未来の世界に転生し、求めていた「魔法戦闘に最適な紋章」と、マティアスという名を手に入れた。 しかし、その紋章はこの時代ではなぜか「失格紋」と呼ばれていた……! 時を経た今世では、魔法が衰退し低レベルな魔法理論が跋扈してしまっていたのだ。 魔法戦闘最強の「失格紋」と、賢者の知恵を併せ持つ少年マティアスは、世界の常識を次々と打ち壊していく! 異世界紋章ファンタジー、ここに開幕!!


声優・キャラクター
玉城仁菜、鈴代紗弓、白石晴香、井澤詩織
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ありふれた最強賢者

最強賢者がもっと優秀な紋章を得るために、数千年後に転生。
その間に、人類が弱体化。
優秀紋と思っていたら失格紋だったとさ。

って、もうこういうのはやめませんか。
一見弱々設定、実は最強ってやつ。
飽きてきた感が否めません。

凡庸設定とおり、主人公の賢者には最強感がありました。
でも、{netabare}ラストはハラハラ。{/netabare}
最強ものにはいらないと思うけど。

主人公一人に三人の女の子のハーレムパーティーですか。
構成としてヒロインは一人、あとはお囃子要員と大食い要員。
バランスがとれていると言えばとれているような。

もっとも気になったのが、主人公とヒロインとの関係。
{netabare}恋愛要素は無いに等しいながらも、事ある毎に顔を赤らめる二人。{/netabare}
最強賢者には違和感しかありませんでした。

何だかんだと不平不満を述べてきましたが、私は嫌いじゃありません。
パーティー内のやり取りが結構楽しい。
大食い要員であるアホの子ドラゴンがいい味を出してました。

物語は切りのいいところで終了。
しかし、こんなんじゃ続編制作は微妙だと思います。
ただし、あれば私は観ますけどね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

60.9 6 2022年度の転生アニメランキング6位
史上最強の大魔王、村人Aに転生する(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (237)
781人が棚に入れました
神話に名を刻む、史上最強の《魔王》ヴァルヴァトス。 王としての人生をやり尽くした彼は、強さゆえの孤独から平凡な生活に憧れ、数千年後の世界に、村人アード・メテオールとして転生した。 しかし、転生した未来では魔法文明が衰退。魔法そのものが弱体化していた。 初めての友人であり幼馴染みのイリーナとともに魔法学園へと入学したアードだったが、特別な存在になることをどれだけ拒絶しても、その力が規格外であることを隠せなかった。 畏敬の念を抱く者、言い寄ってくる者があとを絶たず、さらには、かつて世界を恐怖に陥れた《魔族》も暗躍し始め――。 元《魔王》は平穏かつ平凡な人生を手にすることができるのか。 波乱に満ちた学園ヒロイックファンタジー、開幕!

声優・キャラクター
アード・メテオール:深町寿成
イリーナ・リッツ・ド・オールハイド:丸岡和佳奈
ジニー・フィン・ド・サルヴァン:羊宮妃那
シルフィー・メルヘヴン:大橋彩香
オリヴィア・ヴェル・ヴァイン:園崎未恵
アード(少年時代):高橋李依

ビマ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんだかんだと最後まで観ましたね〜。

4話まで観ましたよ。

原作未読のせいかなかなか楽しく観れてます。
まぁよくある異世界、学園、最強、ハーレムと目新しさはないんですけどね。

作画は時々、崩壊しますけど人物は安定してキレイに描かれてます。
物語の進行も今のところ原作を知らない私にはハショられてる点も気にならず間延びもないテンポのいい進行だと思います。ヘンに力もいらず時間がない時にサッと観れる感じです。

さて、私が1番推せるポイントは、声優陣かな!
スタッフロールを眺めるとあまり聞き慣れない名前が並んでいると思います。
でもこれからよく見かけるようになるんじゃないかと期待しちゃいます!

特に羊宮妃那さん!
能登麻美子さん、花澤香菜さん、早見沙織さんに続くクリスタルヴォイスの声優さんです!
彼女は前期にヒットした『その着せ替え人形は恋をする』でジュジュ様の妹、【乾真寿】を演じた時から気になってました!
声だけでなく演技や表現も巧みでこれから活躍の場が広がる声優さんだと思います。

皆さんもちょっと耳を傾けて見てください。

【観終わりました】
正直、途中の中弛み感が辛かったー(笑)切るか切らない悩んじゃいました。
でもクライマックスはやや見慣れた展開なりに楽しめました。それぞれのキャラクターの想いや行動に「自分なら〜」とか?感情移入しちゃいました(笑)
でもどちらかというと序盤の期待が大きかった分、不満の方が強い結果になったかな〜。もしかしたらもう1周するかもしれないけど(笑)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

71.9 7 2022年度の転生アニメランキング7位
本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (188)
739人が棚に入れました
誰もが本を読める世界へ 神殿の青色巫女見習いになったマインは、ルッツやトゥーリ、孤児院の子供たちと共に、子供用の聖典絵本を作った。 マインの本への情熱は高まるばかり。ヨハンやハイディにグーテンベルクの称号を与え、次なる目標・活版印刷を目指す。 だが、そんなマインの行く手に暗雲が立ちこめる。 強大な魔力と不思議な知識をもつマインに利用価値を見出した貴族や、マインに恨みをもつ貴族が、マインを密かに狙っていたのだ。 安全のため、マインには護衛騎士がつくことになった。 さらに、フェルディナンドはマインに、貴族であるカルステッドの養女になるようにと命ずる。 それはマインの身を守るための命令だったが、大切な家族と離れたくないマインは受け入れることができない。 そんな中、マインの家族に新しい命が誕生する。 エーファがカミルを出産。マインは姉となったのだ。 そして、神殿では身食いの捨て子、ディルクを育てることに。側仕え見習いのデリアはディルクを家族同然に可愛がるようになる。 守りたいものが増える中、マインを狙う魔の手はすぐ近くまで迫っていた。 マインはどうなってしまうのか!?


声優・キャラクター
マイン:井口裕香
フェルディナンド:速水奨
ジルヴェスター:井上和彦
カルステッド:森川智之
ダームエル:梅原裕一郎
ルッツ:田村睦心
ベンノ:子安武人
トゥーリ:中島愛
ギュンター:小山剛志
エーファ:折笠富美子
オットー:日野聡
コリンナ:衣川里佳
マルク:前野智昭
フリーダ:内田彩
ギル:三瓶由布子
フラン:狩野翔
デリア:都丸ちよ
ロジーナ:鈴木みのり
ヴィルマ:安野希世乃

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

マインの決断は家族を守るための苦渋の選択

第三クールは、マイン達の発明する印刷技術がさらに進歩する話です。
そして最後は、家族の温かさ、大切さを十分に味わうことができます。
マインの新たな旅立ちで、物語は完結します。


マインは活版印刷技術、そしていろんな色のついたインクを発明します。
発明により文明が発達し経済も成長します。

但し、既得権益で商売していた人たちは、マインのことを良く思いません。
なぜならば、彼らの生活基盤がマインによって壊されることになるためです。
さらには、マインの膨大な知識を独り占めしようと思う者も現れます。
そんな人たちは、なりふり構わぬ行動にでます。

貴族にとって平民を殺すのは虫を殺すのと同じようなものです。罪悪感など全くありません。
そのため、ある事件が起こります。マインの家族が危険にさらされます。

家族を守るために、マインは、ある決断をしなければなりませんでした。
それはマインにとって、とてもつらい決断でしたが、家族を守るにはその方法しかありません。

マインは決して贅沢をしたいためにその決断をしたわけではありません。
マインのことをあまり知らない方は、マインがどんどん出世して裕福になるので、うらやましがる人も多いでしょう。

でも、マインはどんなに貧乏でも絶対に家族と離れたくなかった。
しかし、自分のために家族が殺されることは絶対に嫌だった。

マインは家族を最も大切にしていたのです。


原作では、まだまだ続きますが、区切りが良いので、残念ながらアニメではここで終わることになったようです。

マインのその後の活躍を見たい方は、ぜひ原作を読んでください。
原作を読むと涙がでるほど感動するシーンが何箇所もあります。
それにアニメではカットされている部分が結構ありますので、原作を最初から読まれると、新たな感動が湧き起こると思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異世界で生きるということ

原作未読 全10話

第3部なので先に1部・2部を見ることをオススメします。

異世界転生ものですが他の作品と違うのは冒険者で最初から強かったり、能力が高く次第に発揮しながら敵を倒すというお話ではないというところです。

決して派手ではない作品ですが、その分じっくりとお話を観ることができました。

本作りはかなり進んでいきましたね。どんな本になるのか楽しみですね。

それ以外はマインにはかなり過酷なお話となっています。
{netabare}
大司教がとうとう捕まりました。良かった良かった。

でもそれによって家族との別れはこちらももらい泣きしてしまいました。会えないわけではないけれど、もう気軽に一緒にいることできないのは辛いですね。
{/netabare}
それでも前を向いて一生懸命に生きているマインを応援したくなりますね。

お話は切りがいいところで終わっています。まだまだ続きがありそうですが、ここで終わってもいい感じでした。

OPは東山奈央さん、EDは坂本真綾さんが歌っています。

最後に、私も本好きですが主に漫画なので、ここでいう本好きとは違いますよねw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 24

WR333 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

え~? アニメはまだここ???

アニメを先に知り、あまりの面白さに、原作(WEB版完読・既刊小説29巻まで)を読み込みました。
今、アニメの続きを見せられると、自分の想像不足だった点の描写はひたすら感心させられますが、物語の先を知ってしまっていると、なんとも物足りない思いが先立ちます。

だって、小説最新刊でのマインはすでに容姿は✕✕で、なんと!✕✕も持っている存在で、果敢に✕✕と戦っているのですから。

小説版での戦闘シーンは、極めて控えめですが…
ここから先、アニメだったらどう描かれるのかが とても とても 楽しみです。

早く、この物語はエンディングまで、是非アニメで観たいです。
マインの下剋上ぶりは、実に爽快なのですが、原作では「戦い」や、「大逆転」の 描写があっさりし過ぎているので、アニメ版での丁寧な描写の実現を期待しています。(笑

「進撃の~」の後の、N○Kが絡んでくれると、最後までアニメ化されるかなぁ?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

66.0 8 2022年度の転生アニメランキング8位
黒の召喚士(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (222)
722人が棚に入れました
「初めてですよ、神である私に配下になれとおっしゃった方は」 ケルヴィンは目を覚ますと異世界に転生していた。しかも、ガイド役としてその世界の女神を配下に従えて。 前世の記憶を引き換えに、高ランクすぎる召喚スキルと魔法スキルを得たケルヴィンは、冒険者としての生活を始めるが、強敵を求めたがる性格と、新人レベルを遥かに越えたステータスによりすぐに注目を浴びてしまう。 黒のローブに身を包み、戦闘狂な主人公が、仲間を集めてトップ冒険者へと成り上がる、爽快バトルストーリー開幕!
ネタバレ

さばとら さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

異世界系でもTOP3には入るくらい面白い

総評
控えめに言って神アニメ。(異世界系には甘い)
異世界転生系って飽和状態でマンネリ化してるんだよね。
でもこの作品は斬新な展開や設定で飽きが来ない。
それに圧倒的俺TUEEE系で負けそうな描写が全くないのも安心感がある。
続きを原作で読みたいレベル。

1話
{netabare}
主人公は女神を口説いて異世界に連れてきちゃった。某駄女神と一緒だな。
主人公は召喚士でチートらしい。
エルフの奴隷に目をつけた。可愛い奴隷の子を仲間にする展開好きなんだよな〜。
滑り出しとしては良さそう。
{/netabare}

2話
{netabare}
確信した。このアニメ面白いわ。
新人狩りは噛ませだったな。
戦士長との戦闘シーンはCGがすごかった。
スピード出世にも程があるw
この調子でどんどん契約して仲間を増やす流れか。いいね。
{/netabare}

3話
{netabare}
ギルド長が只者ではない。声優も。
呪い持ちの奴隷を仲間に。結構可愛い。
{/netabare}

4話
{netabare}
奴隷とギルドの人とデート。二人とも華があるな。
悪魔が封印されてて、S級モンスターが強そう。
{/netabare}

5話
{netabare}
S級モンスター討伐。でも、回想によると凄く優しいキャラだったから悲しい。
魔王の娘を仲間にした。どんどん仲間が増えて賑やかになってるね。
{/netabare}

6話
{netabare}
セラの海でのシーンが綺麗で感動した。
勇者と戦うために、わざと敵になりすます作戦は面白いな。
主人公一行がもはや悪魔じゃんw
{/netabare}

7話
{netabare}
主人公vs勇者一行
向こうも強かったけど、主人公やっぱチートだわ
戦闘中に魔術作成とか狂ってる
こういうのが見たかったんだよ!
{/netabare}

8話
{netabare}
勇者育成・お米
A級冒険者が勇者一行を指導とか面白いな
外国行くときに和食が恋しくなる感覚だよな
{/netabare}

9話
{netabare}
マイホーム購入・女神召喚・勇者召喚
女神は期待以上の美人だった
主人公が勇者召喚とか新鮮で面白いな
その勇者が僕っ子でいいわ〜
メイドエルフ、魔王令嬢、女神、美人親子、妹勇者
夢見たいなパーティーで羨ましい限りだ
{/netabare}

10話
{netabare}
妹勇者と使用人親子の育成
経験値共有とか強すぎでしょw
自宅の警備が勇者とかセコムよりも安心だわ
なんか隣国が戦争始めるのか
主人公にボコボコにされる未来が想像できて待ちきれないな
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

ダリア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

飢えている 手に汗握る、命を賭した強者との戦いを渇望している

かなり前になろうで読んだ作品がアニメ化されていて驚きました
時代やね……
『黒の召喚士』は玉石混交のなろう産の中でも原作が面白い方の作品なので、商業的な成功を密かに祈っている
売れるといいね

以下、PRIME VIDEOで2話まで視聴後の感想

☆商業的に本気
内山昂輝君に上田麗奈という本気キャスティングもさることながら、作画も悪くないです
悪くない、というのは手の抜き所が分かっているという事
常に素晴らしい作画である必要はなくて、最低水準を維持しながら、戦闘や重要なシーンではしっかりと枚数を重ねて凝った演出で魅せる、という事ができているな、という印象があります、テンポも良いし
枚数を重ねる、というか戦闘パート入ったら主人公もCGモデルで動き始めてめちゃビビった ガンダムじゃないんだからさ
昔は手描き背景にCGモデルを配置すると画的にどうしても浮いてしまうから、アニメとしての作画に拘るなら新海誠ばりに労力を割くか、諦めて手描きで描くか、という時代だったんですよ、本当に
今のアニメってこんなにCG使って戦闘シーン描くものなの?
モデルのライティングもそれ程違和感ないし、驚いちゃった
老人なので、、、

☆主題歌良すぎ問題
OP、かいりきベアで驚きました
変なリフの曲ばっか投稿してたから、作家仕事の時はこんなキーボードマシマシの曲描くんだ……と思う等
EDも鈴木みのりだし、フライングドッグが劇伴の版権握ってるアニメなので、多分コネじゃなくてコンペ勝ち上がって採用された曲っぽい
ボカロで名を馳せた人間が作家としても幅を利かせ始めるの、嫌いではないです
実力で才能を証明して欲しい

OPの映像についての話を少しすると、なろう産原作の量産クソアニメを期待して視聴すると想像より中々お洒落で驚くと思います
多分この監督、岸誠二作品好きなんだろうな……という、神様ドォルズやペルソナシリーズに影響受けまくりのアートワークですが嫌いじゃないです
少なくともなろう産アニメ、という言葉から受ける印象よりは大分垢抜けている

ED、鈴木みのりですがしっとりしたシティーポップ(?)でびっくり
h-wonderや北川勝利等のフライングドッグ系の作家じゃない曲は新鮮
こういう曲って意外とワルキューレでもなかったかもしれない
昨今流行りのニューレトロ、ヴェイパーウェイヴ的雰囲気漂う良い曲です

楽曲の強みを最大限生かした雰囲気重視の映像も丁寧
キャラ画とCG処理の背景を掛け合わせた、弧を描くような軌道で動くカメラワークも工夫を感じます(この演出って何かの作品で既出だったりしますか、有識者教えて下さい、、、)


総じて、なろう産、と馬鹿にはさせんぞ、とスタッフが各々心血を注いで丁寧に仕事を重ねているアニメです
主人公に変な嫌味がなくて、原作も割と面白いのでなろう産作品に抵抗がなければ拝読をお勧めしますよ
Webで無料で読めるし是非

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6
ネタバレ

しろにゃま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あなた様

アニメ勢。
ゆる~~く見られる感じが大好きですね。

アニメって集中して見るのって一回くらいで、サブスク系で何度もBGV的に流しています。そんな時は隠し要素・伏線とかは要らないんですよね。もちろん周回してるから内容は分かっているんですがなにせ現代のアニメ放送数って膨大で、見直しがいがあります。
なので太郎も次郎も好きですよ。見易くて。『まるで将棋だな』も「へ~将棋なんだぁ」くらいには受け入れてます。


黒の召喚士も突っ込みどころは多いです。
急に「バトルジャンキー」が仲間内で認知されていたり、、凄く違和感感じましたね。急に作画が落ちる、でも良いんです!予算が時間が無かったんでしょう?
数多あるなろう作品群からアニメ化されるんです!面白くないわけがない。
制作チームが予算、時間が限られたなか精一杯作ったんです。
監督が誠実に向き合えさえしていれば、アニメ化してくれて感謝!しかありません。
あとは個人的嗜好に合う萌要素があれば、私にとっていい作品ですね。
そんな要素
{netabare}
・うえしゃまの「あなた様、、、」、、、ありがてぇありがてぇ
・ビクトールは良い奴だった
・召喚巫女~くぎゅ 和国の女王~伊藤静、分かってる配役
・石見ちゃんは頑張った、、、うん、、、
・EDは至高、毎回飛ばさずに聴くこと。声優が声優として歌ってるEDではない。
・4人の召喚勇者PTの行方も気になるねぇ{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

63.7 9 2022年度の転生アニメランキング9位
リアデイルの大地にて(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (242)
704人が棚に入れました
不慮の事故によって生命維持装置がないと生きられない少女、各務桂菜。彼女が唯一自由でいられるのは、VRMMORPG『リアデイル』の中だけだった。 そんなある日、生命維持装置が停止し、桂菜は命を落としてしまう。しかし、目が覚めると桂菜は200年後の『リアデイル』の世界にいた。彼女は、失われたスキルと限界突破したステータスをもつハイエルフの“ケーナ”として、この世界を生きる人々と交流を深めていくことに。しかも、その中にはかつて自らがキャラメイクした“子供”たちもいて……!? ゲーム世界に転移した少女と個性的な仲間たちによる、笑いあり、涙あり? なのんびり冒険譚、開幕!

U-yan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

魔法ちょい有りほのぼのファンタジー。

重い病で入院中に停電のせいで命を落とした少女が、過去に極めたファンタジーゲームの世界に転生される物語ですかね。極め過ぎているので最強です。敵なしです。でも強敵組織に立ち向かうとかではありません。多少のバトルはありますが、最強なのであっさりです。ほのぼのファンタジーとして観る分には楽しめる人もいると思います。2022年ですから作画もきれいですね。あと他の方も言ってますが、主人公の性格?しゃべり方?は賛否あるかもね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

60.0 10 2022年度の転生アニメランキング10位
転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.7 (225)
703人が棚に入れました
突然、異世界に召喚されたブラック企業の社畜・佐野ユージ! 異世界での彼の職業、それは『魔物使い(テイマー)』。冒険者になることも難しいとされる不遇職。しかし、仲間にしたスライムのおかげで様々な魔法、そして、第二の職業『賢者』を手に入れる! 圧倒的な力を得たユージだが、自分の強さには無自覚で…? 最強の力で無自覚無双!

65.8 11 2022年度の転生アニメランキング11位
異世界迷宮でハーレムを(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (209)
694人が棚に入れました
ある日、この世に絶望していた加賀道夫が見つけたのは、あやしげなネットゲーム。 ゲームに書かれた、この世界が生きづらいなら異世界で生きればいいという言葉に誘われるまま、 設定やキャラメイクを終えた道夫を待っていたのは、現実とは異なる本物の異世界だった。 様々なスキルやジョブ、魔法に迷宮とまるでゲームのような異世界を舞台に、 自らのステータスを自由に再設定することができる力を駆使して、道夫の冒険が幕を開ける。

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

Roxanne You don't have to put on the red light

2023/01/03 初投稿
2023/01/09 加筆

「エロ枠でしょ?あんまり興味ないけど冷やかしで見てみようか。」って感じで見てみました。

正直,認めたくないのですが・・・面白かったです^^;
すごく短く感じました。気がついたら全12話見終わっていた・・・
感覚的には半分くらいにしか感じませんでした。
いったい何が面白かったのか考えてみると
恐らくなのですが,自分は結構ゲームをやるのですが,ゲームに近い感覚だった事かなと思います。あ!もちろんエロゲじゃなく,RPGですよ!!w
ゲームだとかなり時間を要します。
それに比較してなんとなくゲームをやっているようなストーリー展開で全12話OP,EDカットすれば正味約4時間というお手軽さです。タイパかなりいいです。

一方面白かっただけにエロ要素はむしろ不要と感じました。そういう関係になるのは全く不自然では無いというか,むしろ当然の流れだったとは感じるのですが・・・結構な尺を使い描かなくてもいいのでは?てかウィンドウ並んでいるカットを見せられても・・・(突起エラーや割れ目エラーにはちょっと笑っちゃいましたが^^;)その分本編に時間を割いて欲しかったw

一応申し訳程度ではあるのですが,主人公が現在の日本での価値観と異世界の価値観の狭間で葛藤する様子も描かれていて良かったと思います。エンタメ振りなので突き詰めず触れる程度で十分かとも思いました。

あとは,ハーレム物のように見せかけてハーレム要素は臭わせたくらいなのも悪くありませんでした。

OP 曲は普通ですがロクサーヌが素晴らしいです。
EDはヤバいです!!一回聞いただけで「お魚天国」のように脳内で反復されます。
「絵画より!ダイヤより!!美しい夢の逸品!!!・・・」無限ループ。油断していると口ずさみそうになりますf^^;

まとめると
ま,なんか分からなかったけど面白かったのです(笑)

でも。これの直前に見た「黒の召還士」と脳内で混ざり合っているような気がしますf^^;


2023/01/09 加筆
レビュータイトル
「Roxanne You don't have to put on the red light」
検索してもらえると嬉しいです(^0^)/

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

このエロには意志がある!(お見合い夫婦の距離感)

AT-Xにて「超ハーレム ver.」での視聴でした。地上波放送の方が時間帯的に後だったこともあり、たまに規制シーンがどうなっていたのかを録画で確認したくらいで規制版はほとんど観ていません。

本作はコミカライズからの流れでいわゆる「エロシーン」が評判になったアニメですが、意外にもラノベなどにありがちないわゆる「ラッキースケベ」的な描写はまったくありません。

迷宮(ダンジョン)での戦闘シーンにおいて女性キャラが粘液まみれになる、グルグル巻きに糸で縛り上げられる、下着や肌が露わになる、服が溶けるといった他作品でありがちなエロ描写は一切なく、翻ってエロシーンは必ずそれを始める意志が伴って始まる点が特徴的です。

さて本作主人公の加賀道夫ですが、転移先の異世界において特に「世界としての役割」を負わされていません。なろう異世界ものでお馴染みの転生担当女神みたいなのもいませんし、魔王を倒す勇者としての役割を負わされたりもしていません。

状況としてはオープンワールドRPG的な世界でただただ生き延びて明日を無事に迎えることが直接的な目標になってしまっている、ある意味で「志の低い」ストーリーです。

そんな中で始まりの村的なところでゲームイベントとして盗賊を殺し、生計を立てる手段として迷宮探索を選び、ソロ攻略は辛いからという理由で奴隷としてロクサーヌを買い、生き延びるために地味に迷宮や世界自体のルール把握に努めます。

奴隷商のアランからは「獣人で戦闘力は高いが、人間との性行為では子供ができないし性行為に応じることにも同意している」ということでロクサーヌを紹介されますが、道夫はロクサーヌの意思を探りそれを尊重しながら徐々に深い信頼関係を結んでいく点がなかなかに興味深いところです。

二人目の奴隷セリーが登場するのは終盤2話だけであり、道夫とロクサーヌの関係が深まってゆく感じはまるでお見合い夫婦のそれのようでした。

「エロシーン」が単に「裸を見せるため」というところにとどまっておらず、かなり面白かったです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21

65.9 12 2022年度の転生アニメランキング12位
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (167)
555人が棚に入れました
「君との婚約は破棄させてもらう」 きらびやかな夜会で突然放たれた婚約破棄の言葉。アイリーン・ローレン・ドートリシュはそのショックで前世の記憶を取り戻し、現状を把握した。 ここは、前世でハマった乙女ゲーム『聖と魔と乙女のレガリア』の中。自分はゲームのヒロインの恋路を邪魔する、悪役令嬢・アイリーンであることを! 前世の記憶だと、アイリーンのこの先は雑な死に方をする破滅ルートだけ。 破滅フラグの起点であるラスボスの魔王・クロードを攻略して恋人にしてしまえば、フラグが回避できるかもしれない! そう考えたアイリーンは、美しき魔王に宣言する。 「結婚していただきたいの!」 一発逆転、幸せを掴み取るためのアイリーンの旅が始まる――。
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

はめふらよりも好きかもです

現代の女の子が、自分がやってた乙女ゲームの世界の悪役令嬢に転生してしまうお話。
・・と聞くと、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(通称はめふら)を思い出しちゃいますけど、あっちはカタリナが悪役令嬢とは真逆のすごく魅力的ないい人で、周りの攻略キャラたちにどんどん好かれていくお話でした。

でもこっちの主人公アイリーンは逆境に負けずに時には悪役令嬢っぽくなったりもしながら、したたかに「攻略」していくところが面白くて、個人的にははめふらよりも気に入りました♡
高橋李依さんが演じてましたが、高木さんのイメージがあったので、声優さんすごいなーと。。
OPもすごい早口でテンポ良く歌われてて、カラオケでちょっと挑戦してみたい気もします♬

話も大きく分けて「魔王編」(勝手につけましたw)、「学園編」、「記憶喪失編」の3つに分かれていて、飽きさせない工夫もされてたところは良かったですが、「記憶喪失編」の最後はちょっと駆け足気味だったのがちょっぴり残念でした。

リリアという{netabare}もう一人の転生者{/netabare}ライバルの存在も良かったです。
一見清楚っぽい感じだけど結構したたかで腹黒かったりして花澤香菜さんの声も合ってると思いました。
個人的にはもっと二人がバチバチしあう展開が見たかったですねー。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ヒロインじゃなきゃ幸せになっちゃいけないって誰が決めたの?

【紹介】
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢~(以下はめふら)と設定はだいたい一緒です!

【感想】
「脇役の女の子にだって幸せになる権利はあるよね?」
それを形にしたようなアニメでした

力でねじ伏せてくる男と、あの手この手で出し抜こうとしてくる陰湿な女、周りは敵ばっかり、そんな四面楚歌を時には正攻法で、時には男をたらしこんで、戦うアイリーンがカッコいい!
強い女の戦いって感じですごく面白かった!

アイリーンはとてもいい子だけどはめふらのカタリナ様や乙女ゲー世界のアンジェリカよりずっと悪役令嬢っぽく動いてて悪役令嬢設定をうまく生かしてるところが面白かった

【主人公を悪役令嬢にする意味はある】
最近、悪役令嬢アニメ多いけど、はめふらや本作は女性作者なので主人公が悪役令嬢で、男性作者(たぶん)の「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界」だとヒロインが悪役令嬢になります

悪役令嬢は乙女ゲームでも少女漫画でもだいたい嫌われ者で負けヒロイン
なのになんでわざわざ悪役令嬢主人公にしちゃうの?
この作品も悪役令嬢とヒロインの肩書を入れ替えただけで、結局は恋敵が意地悪してきて主人公が立ち向かうから一緒なんじゃないの?

A「主人公は、視聴者の分身だから」

世の中は少女漫画や乙女ゲームの主人公みたいに本命の彼から愛されて幸せになれる女の子ばっかりじゃない
ヒロインってどれだけ不幸な境遇から始まってもどうせ「愛される側」の人だから、最初から幸せになれる権利を持ってる
でも、悪役令嬢はそうじゃない、幸せになれる権利はつかみ取らなきゃ手に入らない

現実だったら、本命の彼と結ばれる正ヒロインがいれば、当然負けてヒロインになれない女の子もいるっていうか失恋したことない女の子のほうがたぶん少ない
そんな多くの救われない脇役の女の子が、正ヒロインよりも悪役令嬢のほうに自分を重ねちゃうのは自然だと思う

みんなにチヤホヤされて幸せになっていくカタリナ様
悪役令嬢っぽくヒロインの座をかっさらおうとするアイリーン
やり方が違うだけでどっちも「悪役令嬢=脇役」から正ヒロインになろうとするのは一緒で、脇役から主役に・・・それが「なりたい自分」なんだと思う

自分を投影した負け組が必死に努力してあがいてるのに、恵まれた美少女正ヒロインから陰湿な嫌がらせでヒロインになる権利を奪われようとする・・・
だから倒さなきゃいけないラスボスはヒロインになっちゃうし、主人公をいじめる意地の悪い女には最後にお仕置きがないとスカッとしないんだ

ヒロインじゃなきゃ幸せになっちゃいけないって誰が決めた?

―これは絶対譲れない女の戦い―

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

61.4 13 2022年度の転生アニメランキング13位
ある朝ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (40)
126人が棚に入れました
ASMR甲子園出場を目指す高校生、浅草ゆりと、そんな彼女をどこか冷ややかに見守る蔵前ぱんだ。 ゆりとぱんだ、2人を取り巻く友人たちの日常に忍び込んだのは、突如ダミーヘッドマイクに転生した“俺クン”だった… 女子高生たちと俺クンであなたの耳に最上の幸せをお届けする、新感覚ASMRコメディが誕生!
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